壁に注射

 

 

天井から手のお次は壁に注射器です。

 

 

注射といえば一般的に治療の為に行うものですがこれもそのようなものです。

 

 

改装工事でクロス(壁紙)の張替を行ったのですが施工後に不陸(フリク:デコボコ)がでてしまいました。

 

クロス張替は以前のクロスを剥がしてパテで下地を整え新しいクロスを貼るのですが前のクロスの裏紙を残した上に張っていくのでどうしても不陸(フリク)がおこりやすくなります。

 

今回の現場は3回目の張替であり、その分の裏紙が積層していて糊が下までいきわたらずに空気が入ったようなデコボコが出てしまいました。おまけに選んだクロスが和紙だったこともあり不陸がとても目立っていました。

そこで注射針で下の裏紙にノリを注入してヘラでしごいて全体に行き渡らせるという地道な作業を職人さんに行ってもらったのですがこれがその時の画像です。

 

おかげで不陸はきれいに収まり、お客様にもご納得いただけました。

 

 

手直しやクレームは無いにこしたことはないのですがそこでどのような対処ができるか、とても大事な事だと思っています。